こだわりの1拍
ジャズピアノをされているおとなの生徒さんがいらっしゃいます。
とりあえず楽譜はありますが、そもそもSWINGなら8分音符は
『タッカ』と跳ねればいい・・・だけの単純なものではなく、
ジャズ独特のノリというか弾き方というものがあります。
譜面通りキッチリ弾いてもジャズの雰囲気は出ないわけです。
先日のレッスンにて・・・・
ある1小節。
「何か違うんですよねぇ」とおっしゃる生徒さん。
「よく、こういう場合はこんな風に演奏することが多いですよ」
「なるほど~!これですよコレ!」
こうかな?できないなぁ・・・
しばらく何度も弾いてみる生徒さん。
これはたった1拍の16分音符4つだけのこと。
「でも、わかったのでお家で練習してきます!!」と
気合が入っていらっしゃいました。
ほんの0.00何秒の揺れのようなもので、音楽の雰囲気が変わるので、
本当に奥が深いなぁと感じます。
私の地元のドリマトーンの師匠もジャズが大好きで、私はかなり弾かされました。
なかなか先生の納得のいく演奏ができず、いつまでたってもマルがもらえませんでしたが
いい勉強になりました。
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